5月13日は、愛犬の日。

5月13日は、愛犬の日なのだそうですね。 改めて、今日の日を想おうと考えました。

教えて頂いた話ですが。
ジャパンケネルクラブ(JKC)の歴史の幕開けとなった日なのですね。

1949年の5月13日、全日本警備犬協会(当時のJKCの名称)が設立。 太平洋戦争が終わって間もない時期、これは、犬たちを守る目的であったと考えられていますね。

日本で、ワンたちが、いわゆる「ペット」として輸入され始めたのは、明治維新の後とのことです。

当初は一部の富裕階級の趣味の対象だったようですが、徐々に数も増え、戦後に駐留軍が持ち込んだりして、一般的になっていったようです。

私はペット、という言葉が好きではありません。 まして、番犬、などという言葉は大嫌いです。

今でこそ、ワン達は家族だという考え方が広まってきていますが、昭和の頃は特に命だという認識が未熟でした。 私製の血統書が横行し、間違った繁殖が行われ、犬にとって不幸な状態が続きました。

血統書には、本来、犬種を厳正に保護することで、犬にとって不幸な繁殖を防ぐという大切な意図があったとも聞きました。 なるほど、と思いました。

我が家はレオミクと幸せな日々を過ごしてきました。 でも、レオミクを迎えた日、そこまでの知識はなかったと思います。

不幸なワン達(もちろん、猫たちもですが)の為に、救いの手を差し伸べるお友達の活動を目の当たりにしました。 恵まれない犬たちが背負う辛い境遇と、愚かな人間たちの醜い姿に愕然としたことが、何度もあります。 そして、それは今も続いています。 悲しいです。

レオミクや、お友達とも同じ命なのに、 不運なんて言葉では決して片付けられないと思っています。 殺処分ゼロも大切ですが、不幸な犬たちが平然と再生産される矛盾を正せないものか、と、常に思います。

この子達をもし、私たちが迎えていなかったら、いったいどうなっていたのか、と考えたこともあります。 誰か、素敵な家族に迎えられていたかもしれませんが、命を絶たれていたかもしれないと、背筋が凍る思いがします。

「愛犬の日」。 とても素敵な響きです。 でも、成り立ちを見ると、また今の犬や猫たちの状況を見ると、意味が変わってくるのだろうと思います

犬たちを、命だと再認識し、家族だということを思い返す日なのだと思います。

今でも、レオミクと過ごした日々の想い出は、我が家を支えてくれています。 レオミクが広げてくれたお友達の輪は、我が家の幸せをいまだに大きく広げてくれています。
人と寄り添い生きる命が、等しく認められ、大切にされることが当たり前の世の中になりますように。 命を粗末に扱う人間たちが、正しく罰せられる社会でありますように。
スポンサーサイト